障害基礎年金・若い人でももらえる年金

公的保障（健康保険・年金・雇用保険・生活保護・災害時の補償）

2014.07.292018.10.20

　年金なんておいらたちが年取ったときには1円ももらえないんじゃないか？

　うーん、確かに、年金の将来は暗い。

　が若くても年金がもらえる場合がある。

　それが障害年金というもの。

　20歳からでも病気や怪我の後遺症などで障害が残った場合年金をもらうことができる。

　意外に知らない人が多い若いときでももらうことのできる年金。

　障害年金を知ろう。

　民間の所得補償保険なんかに加入して無駄な保険料を払う必要はないのかもしれない。

障害年金ってどんなもの？

　疾病又は負傷（傷病）によって、一定程度の障害の状態になった者に対して支給される公的年金の総称のこと。

　国民年金の年金保険料を払っている人は「障害基礎年金」、厚生年金の保険料を払っている人は「障害基礎年金」＋障害の度合いによって年金給付される障害厚生年金を受け取ることができる。

　一時金として支給される障害手当金というのもある

・障害の元になった怪我・病気などの初診日の属する月の前々月までに、年金保険料納付済期間と年金保険料免除期間とを合算した期間が、3分の2以上であること。

・日本国内に住所があること。

・障害の元になった怪我・病気などの初診日に60歳以上65歳未満であること。

・所得による支給制限はない。
　但し、20歳に達する前に負った傷病が原因の場合のみ本人が保険料を支払っていない為所得制限がある。

・障害基礎年金には配偶者への加算は行われない。

・初診日から起算して1年6ヶ月が経過した日、あるいはこの期間内にその傷病が治ったか症状が固定化した場合はその日において、障害等級1級または2級に該当すること。

・初診日から、1年6月経過したときの障害が1級か2級の状態でなく、その後、障害の程度が重くなり、65歳に達する日の前日までに障害等級に該当した場合、その65歳に達する日の前日までの期間内に限り障害年金を請求することができる。

・1級年間 966,000円＋子の加算

・2級年間　772,800円＋子の加算

　平成26年度現在。

　子の加算⇒第1子・第2子　各年間224,000円、第3子以降各年間74,600円。

　では、つきにもらうことのできる障害基礎年金学はいくらかな？

　障害1級で子供が一人なら月額約87,461円。

　子供が2人なら約117,833.円。

・請求時に生きている子供。

・18歳未満。
　または、20歳未満で障害等級1級または2級の障害者。

＊障害年金を受ける権利が発生した後でも、子供が生まれた等の理由によって要件を満たすこととなった場合には増額される。　
　14日以内に届出が必要。

　サラリーマンなどで厚生年金に加入している場合、障害の度合いによって＋αの年金がつく。

　障害厚生年金の場合は3級の障害でも障害年金が支給される。

　サラリーマンの障害厚生年金については、また明日にでも。

・障害年金なら20歳からもらうことができる。

・国民年金加入者は1級と2級で障害基礎年金をもらうことができる。

・18歳未満や障害のある子供がいる場合は障害年金の割り増しを受けることができる。

・障害年金は20歳になる前の病気や怪我が原因の後遺症でももらうことができる。