純損失として、白色申告でも3年間の損失の繰越ができるのは変動所得と被災事業用資産の損失部分。
被災事業用資産は前にも書いたけど、じゃあ、変動所得というのはどういう所得なんだろう?
変動所得とは?
要するに、儲かるときはものすごく儲かるけど、儲からないときは、まったく儲からないって所得。
所得の区分としては、事業所得または雑所得になる。
変動所得になると、平均課税が適応になる。
収入の多い年も少ない年も平均して税金が課されるので、節税になる場合が多い。
が、平均課税にする場合、条件がある。
変動所得の例
漁獲から生ずる所得
はまち、まだい、ひらめ、かき、うなぎ、ほたて貝若しくは真珠(真珠貝を含む)の養殖から生ずる所得、のりの採取から生ずる所得。
原稿又は作曲の報酬による所得
著作権の使用料による所得
平均課税となる条件
『その年分の変動所得の金額が前年分と前々年分の変動所得の合計額の2分の1に相当する金額を超え、その年分の変動所得と臨時所得の各金額の合計額がその年分の総所得金額の100分の20以上であること』
平均課税の処理
1、手書きの場合、税務署で申請用紙をもらってくる。
インターネットから申請用紙のダウンロードもできる。
2、確定申告作成コーナーでの処理は、収支内訳書の記載は、雑所得か事業所得で計上。
確定申告書に変動所得のリンクがあるので、其処をクリックして内容を記入していく。
でも、計算が面倒と言う話なので、税務署にご相談をしたほうが無難かも知れない。