よく、住民税非課税世帯って言葉を聴くんだけど、管理人は長年この言葉に疑問を持っていた。
だって、管理人は一時期、住民票上、両親と弟と同居していることになっている。
で、管理人と弟は収入があるのだ。
しかし、両親は住民税非課税・・・。
両親は医療費やらの面で、いろいろと優遇も受けている。
はて、これはなんなの?
調べてみると、日本の住民票上の世帯というのは、ちょっと特殊らしい。
しかも、厳密な定義が無いようで・・・。
住民票上の「非課税世帯」
住民税非課税世帯って言うのは、
『住民税そのものは、個人に課税される。住民税非課税世帯というのは、世帯の構成員全員が非課税の人たちのことを言う』
って言う説明が一番しっくり来るらしい。
で、行政上は、『世帯の構成員全員が非課税の世帯には、優遇措置をしてあげよう』、って話になるみたいだ。
一つの世帯で、A・B・C・Dの4人の人がいたとする。
「住民税そのものは、個人に課税される。」ので、一つの世帯の中で、住民税非課税の人がいてもおかしくはない。
「住民税非課税世帯は、世帯の構成員全員が非課税の人たちのことを言う」のでA・B・C・Dの4人全員が非課税の場合が該当する。
世帯の収入が少ないと
判りにくいのは、年末調整や所得税の確定申告の税制面と介護保険などの施設入所の際の減免処置。
税制面で言えば『住民税は個人に課税されるけど、収入が少ない人が肉親などにいて、その生活の面倒を見ている場合は、扶養家族として認めて、税金面では優遇しましょう』
介護保険の施設入所などの場合は『世帯の構成員の年収が少ない場合は、施設入所などの費用を少なくしてあげましょ』ってことらしい。
自治体の行政面でも、世帯収入が少ないと、いろいろと優遇があるようだ(自治体によって違うけど)。
なおかつ、会社の扶養手当は、会社独自の規定。
保険料などの算定は、また別と、なんだかややこしい。
えー、管理人の場合、世帯を別にした方が有利なのかな?不利なのかな???
確定申告時の同居親族の扶養控除は大きいんだけど(別居親族の扶養控除とは、まるで控除額が違う)。
2世帯住宅などでは同居別世帯って言う住民票上の届出の仕方もあるんだってさ。
うーん。
まあ、いずれにしても、管理人の実家は、2世帯住宅の条件(台所が複数あるとか)はとって無いから・・・。
ちなみに、別世帯になっていても、住所が同じの場合、生計をひとつにしているとみなされる場合もあり、生活保護を受けようとした場合は、それぞれの世帯の収入を合わせて、生活保護の受給ができるかどうか決めるのだそうだ。
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