最近は、自転車の運転による事故で賠償責任を問われるケースが多い。
しかも、何千万単位の高額の賠償責任を自転車の運転手や保護者にかせるケースも。
まずは、自転車関係団体の自転車保険自動加入システムによる自転車保険についてちょっと調べてみよう。
自転車関係団体の自転車保険自動加入システムによる自転車保険は、自転車関係団体が損害保険会社と団体契約をしているため、個々に保険会社と契約する必要がない。
有名なところで、「TSマーク付帯保険」(日本交通管理技術協会)がある。
そのほかには「JCA」(日本サイクリング協会)の会員になり、自転車保険に加入することもできる。
*26年度までは「JCA」(日本サイクリング協会)の会員になれば自動的に自転車保険に加入できたのだが27年度からは保険部分は追加加入となった。
また、保険に重点を置いたCJ+が新設された。
「JCA」(日本サイクリング協会)
自転車を交通のインフラとするための研究・提言を行っている団体が「JCA」(日本サイクリング協会)。
「JCA」(日本サイクリング協会)に入会し年会費4000円を払うと、「JCA自転車総合保険」に追加加入できる。
保険料は年3000円。
月割があり月額概ね250円。
登録会員数は6万人弱(継続して2011年度会費支払い中の会員数は2万人)。
「保険のみを目的とするのではなく、JCAの活動等を支援、賛助する人であること」が入会条件となる。
補償の内容は賠償責任補償が最大5000万円、本人や他人に後遺症が残ったり死亡に至ったりした場合の傷害補償が213万円。
入院補償が付いていないが、希望により日額4000円(入院初日から1000日間)の保険に追加で入ることもできる。
CJ+
CJ+は競技・レースの練習や、ブルベ等の競技・レースに準じる危険を伴う走行に関しては、保険が適用されない。
プラン内容は「ベーシック」「 エコノミー」「スタンダード」「プレミアム」の4種の保険がある。
CJ+「ベーシック」プランの場合
- 年会費 2,700円(消費税込)
- 死亡・後遺障害(1~14級) 100万円(限度額)。
CJ+「エコノミー」プランの場合
- 年会費 2,700円(消費税込)+追加保険料3,000円。
- 個人賠償 1億円(限度額)
- 死亡・後遺障害(1~14級) 425万円(限度額)
- 入院(最大180日(免責期間なし))4,000円/日
- 手術補償2万円 / 4万円
- 示談交渉 あり
保険以外にJCAやCJ+に加入するとちょっと特典もある。
JCAに加入するとお得に旅行ができるかも
JCAに加入すると全国36箇所の休暇村 での宿泊時に1泊2食料金の10%が割引になる。
割引の対象は会員本人のみ。
電話での直接予約及び休暇村公式 ホームページからの予約に限る。
他の割引等との併用はできない。
サイクリングヤマト便の割引もある。
CJ+のばあい、宿泊割引は無いが、サイクリングヤマト便の割引あり。
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