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自動車保険の等級制度は小さな修理で保険を使うと損することも

 自動車の任意保険の基本となるのは等級。

 一般の家庭では、原則として6等級から始まる。

 2台目の車からは、1台目が11等級以上なら、2台目の等級は7等級から始まるという保険会社もある。

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下がるのは3等級ずつ、上がるのは1等級ずつ

 1年間、自動車事故がなければ翌年から1等級上がる。

 逆に事故があれば翌年から3等級下がる。

 あがるのは、1等級ずつ、下がるのは3等級ずつ・・・。

 ちなみに、1回の保険事故でも、2回の保険事故でも変わらず、1年間で3等級下がるだけ。

 なんだかおかしな話だ。

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事故を起こしても保険を使わなければ等級は下がらない

 自分が事故を起こしても、保険を使わなければ、等級が下がることはない。

 逆にもらい事故でも、自分の保険を使って、車の修理などをすると、等級が下がる。

等級が上がると保険料が安くなる

 自動車保険の等級の最高は20等級。

 で、この等級が上がるとどんな特典があるかというと、6等級を基本の保険料として、最高で割引率50~60%(16等級以上が最高の割引率がつくことが多い)。

 逆に、1等級の場合は、6等級の50%増しの保険料となるケースも。

 無事故でも、16等級以上になるには、10年かかる。

 一回、保険を使うと3等級下がることになるので、保険料の差も激しい。

保険を使うかどうかはケースバイケース

 保険を使って、補填したほうが得か、それとも使わずに、自費でまかなって、等級をあげるほうが得かは、ケースバイケース。

 あまり小さな修理などに、保険を使ってしまうと、損になることも・・・。

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