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日常生活自立支援事業を利用できないくらい理解力が低下したら?

お金や書類の管理ができない 家族・親族・戸籍・住民票・老後のお金・遺産・相続
お金や書類の管理ができない

 福祉サービスの利用手続きや、いろいろな書類の処理・金銭管理のお手伝いをしてくれる「日常生活自立支援事業」。

 でも、認知症などの場合、いずれもっと理解力・判断能力が衰えて「日常生活自立支援事業」では支援が困難になる可能性もある。

 「日常生活自立支援事業」でも生活の支援ができなくなってきたらどうするかという話。

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早めの利用が吉と出る-「日常生活自立支援事業」

 「日常生活自立支援事業」は早めに利用したほうが良いと思う。

 本人の意思に反するようなことは「日常生活自立支援事業」では行えないし、無理強いされることはない。

 また、判断能力の衰えが進んだ時にも、その次の支援につないでくれる。

 何より、お金や契約のことを支援員に相談することが出来たり、手続きなどに支援員が一緒に動いてくれたりするのが心強い。

 また、理解力や判断能力の低下が進んで、「日常生活自立支援事業」が利用できないような場合や利用できなくなった時でも、成年後見制度などのほかの支援につないでくれる。

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「日常生活自立支援事業」は本人が嫌がることはできない

 「日常生活自立支援事業」は基本的に本人との契約の上で成り立つ制度なので、契約が出来なければ利用ができない。

 また、本人が嫌がることはできない。

 判断能力の低下が進んでくると、援助をしているということが理解できなくなり、「日常生活自立支援事業」の利用をいやだと言い出すケースもある。

 また、「日常生活自立支援事業」では、本人の許可なく銀行などからお金を引き出したりもできず、他の支援の支払いなどが滞り、利用できないとなるような場合もある。

 こうなってくると、もう、「日常生活自立支援事業」の対象といえなくなってしまう。

 では、どうするか?

 「日常生活自立支援事業」から次の支援につないでもらうことができるから安心して!

判断能力がさらに低下した場合や契約が結べない場合は?

 「日常生活自立支援事業」を利用していて、だんだん判断能力が低下した場合は、「日常生活自立支援事業」の支援員が包括支援センターや障碍者支援センターに相談をかけて、成年後見制度の利用へ移行する手伝いなどもしてくれる。

 そもそも「日常生活自立支援事業」の利用契約を結べる程度の判断能力がないという場合、これまた支援員が包括支援センターや障碍者支援センターに相談をかけて、成年後見制度の利用につないでいく。

 成年後見制度の申請に必要な財産目録なども作ってくれたりする。

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