地盤が弱いと建物の重さを地面が支えきれず、建物が傾きが起きたり、窓やドアが開きづらくなったり基礎や外壁にひびが入ったりする。
お金をかけて、耐震対策をしても、肝心の地盤が弱ければ、あまり意味がない。
で、行われるのが地盤改良。
でも、この地盤改良、本当に必要か?デメリットはないんだろうか?
地盤改良すると土地の価値が下がる?
地盤改良したのに土地の資産価値が下がるってこれいかに?
理由は地中に埋まっているもの(地盤改良のため打ち込んだ杭)を撤去しなくてはならなくなる可能性があるから。
2003年1月1日から不動産鑑定評価基準が改正され、地中の埋設物も土地履歴として残るようになった。
地盤改良のために打ち込んだセメント杭はマイナス評価になり、将来の撤去費用が発生したり、土地そのものの地価のマイナス要素として判断される。
土地の価値の下がりにくい地盤改良もある
地盤改良の方法はたくさんあるらしい。
地面に杭を打つ方法や土にセメントを混ぜる方法・地面をすべて入れ替える方法などもある。
地盤改良方法としてよく利用されるのが、セメントや鋼管の杭。
セメントや鋼管の杭将来土地の売却を行うとき埋設物(産業廃棄物)として取り扱われる。
砕石や木の杭を利用したものは撤去の必要がない。
撤去の必要性がなければ、土地の価値も維持される。
でも、基本的に、セメントの杭や鋼管の杭のほうが安上がりらしく、特にセメントの杭を売ったり、注入したりする方法が取れれることが多いみたいだ。
地盤改良をしたのに地盤事故?
地盤改良をしたのに建物に支障が出たなんていう地盤事故は1,000件に7件以上も発生しているんだそうだ。
建物の構造や地盤の状態をみて最適な地盤改良がおこなわれず、地盤改良工事会社が「得意な工法」で地盤改良をしてしまって、効果が出ない。
なんてケースもあるらしい。
逆に実際には改良が必要にも関わらず「工事不要」と判断されて、地盤改良をしなかった。
なんてことも。
そもそも地盤改良が必要ないケースもある?
地盤調査をして、「地盤改良の必要がない」と判定されたら、地盤改良はしないほうがよさそうだ。
余計なお金を必要のないものにかける必要はないし。
お金をかけて、価値を下げるなんて馬鹿げている。
でも、地盤調査をして、「地盤改良の必要がない」と判定されても、100%大丈夫な地盤と言い切れないのが難しいところ。
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