銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)の預金、いろいろあるが、はっきりと区別がつかない。
期日指定定期と複利・据置・自由満期型定期(定額貯金など)色々あるよね。
それぞれどんな特徴がある?
ゆうちょ銀行の場合
郵便局の定額貯金は『複利・据置・自由満期型定期』。
ゆうちょ銀行の場合『定期貯金』は他の銀行での『スーパー定期預金』と内容はほぼ同じ。
もうひとつ、銀行預金でよく耳にする『期日指定定期』に近いものは、ゆうちょ銀行では取り扱っていない(しいて言えば、定額貯金が期日指定定期に近い)。
また、ネットバンクといわれる、インターネット専業の銀行でも『期日指定定期』は扱っていない銀行が多いようだ。
『複利・据置・自由満期型定期』と『期日指定定期』の違い
期日指定定期 | 複利・据置・自由満期型定期 | |
・1年間の据置期間経過後、3年まで任意の日を満期日として指定し、元金の一部または全部について引出せる(金融機関によっては1カ月前までに通知が必要なところもある) ・利用は個人のみに限定 ・総合口座にセットできる | ・一定期間(おおむね6ヶ月)経過後は自由に引き出せる。 ・総合口座にセットできるばあいもある | |
取扱機関 | 銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など | 銀行、ネットバンク・ゆうちょ銀行など |
預入金額 | 1円以上、300万円未満(1円単位) | ・ゆうちょ銀行定額貯金の場合、1000円以上、1口の預入金額は1,000円、5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類 |
預入期間 | 1年以上3年以内 | ・おおむね半年以上5年以内 (ゆうちょ銀行の定額貯金は半年以上10年以内) |
金利種類 | 固定金利(1年複利) | 固定金利(半年複利) |
利払い | 満期日以後に一括払い | |
換金性 | 1年間据え置けばペナルティなしで解約可 | 6カ月据え置けば、ペナルティなしで解約可 |
税金 | 20%源泉分離課税 | 20%源泉分離課税 |
預金保険制度の対象 | 預金保険制度の対象 |
複利と単利
定期預金の金利の付き方には、複利と単利というものがある。
「単利」は「預けた元本のみ」に利息がつく
単利は預けた金額(元本)に対してのみ利息がつくタイプの定期預金。
利息が支払われた段階で自動的に課税される。
「複利」は「元本+利息」に利息がつく
複利の場合は、一定の期間ごとに支払われる利息が次の期間の元本に追加される。
また、満期時に確定した利息に対して一括して税金が引かれる。
このため、預け入れ年数が長ければ長いほど金利が同じなら、単利より複利のほうが得になる。
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