外国税額控除って何?
外国税額控除この聞きなれない控除、いったいどんなものなんだろう?
確定申告書等作成コーナーで「外国税額控除」するにはどうしたらいいんだろう?
外国税額控除はすべての外国株や外国の投資信託が対象となるものではないが、外国税をとられている外国株や投資信託の配当、売買益などについては対象になる。
外国税額控除とは何か?
外国と日本国内で二重に課税されることを調整するため、外国で課税された税額を控除すること。
外国の証券へ投資した場合、利子・配当等に係る税金は外国で課税され、さらに投資家がこれを受け取ると日本国内でも課税される。
二重課税されることになるので、これを調整するため、国内で確定申告を行う際に支払った外国税のうち一定額を、所得税や住民税から控除する「外国税額控除」が設けられている。
外国税額控除の入力に必要な書類
確定申告書等作成コーナーでの外国税額控除を入力する
確定申告書等作成コーナーでも、外国税額控除ができる。
配当所得とか、分離課税の株などのリンクからは入っていけないようだ。
確定申告書等作成コーナーでの入り口は『確定申告書作成』の『税額控除・その他の項目の入力』の画面から入っていく。
確定申告書の作成としては、だいぶ後ろのほう。
1.『確定申告書作成』の『税額控除・その他の項目の入力』の〔外国税額控除〕の〔入力する〕又は〔訂正・内容確認〕を押す。
2.「上場株式配当等の支払通知書」又は「特定口座年間取引報告書」を見ながら外国税を払った項目を入力していく。
《入力項目》
- 国の名前
- 源泉徴収か申告か
- 所得の計算期間
- 相手国での課税標準
- 外国所得税額
3.調整国外所得の計算
「調整国外所得の計算」は国外所得金額の総額を記入する。
3.外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算
3-1)政令指定であるかないかを入力する。
3-2)前年の確定申告書の「外国税額控除に関する明細書」から「5 外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度超過額の計算の明細」の【(レ)翌年繰越額】の金額を入力。
3-3)前年の確定申告書の「外国税額控除に関する明細書」から「5 外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度超過額の計算の明細」の【(ネ)翌年繰越額】の金額を入力。
4.前3年以内の所得税の控除限度額等を入力
過去、3年分の確定申告書の「外国税額控除に関する明細書」を見て、【「3 所得税の控除限度額の計算」の控除限度額④】の金額をそれぞれ入力。
5.〔入力終了〕を押す。
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