株を買う・売るといったオーダーを証券会社に出すことを「注文」という。
株の売買の注文の出し方もいろいろある。
例えば、指値・逆指値・成り行き等々。
「寄付」「引け」「指成」「IOC」なんていう、売買のタイミングを指定することもできる。
指値注文ってどんな株の買い方・売り方?
株の指値注文は、買う・売る値段を指定して証券会社に注文を出す。
例えば、指値で100円と指定して、株売買の注文を出した場合
という意味。
成り行き注文ってどんな株の買い方・売り方?
株の成り行き注文は、文字通り、売り買いの値段を指定しない注文の仕方。
という意味。
成り行き注文で株を買ったり売ったりするときには、いくらで売れるのか・いくらで買えるのかが、実際にはわからない。
ただし、「多少高くなってもその株を買いたい」、「多少値段が低くなってもその株を売りたい」という場合、成り行き注文のほうが、確実に売買が成立する。
逆指値注文ってどんな株の買い方・売り方?
株の売り方買い方には逆指値なんてのもある。
これがどういう意味かというと
という指定の仕方となる。
すでに、ここら辺からちょっとわかりにくい。
逆指値注文は「成り行き」「指値」とワンセット
逆指値で株の売買の指定を出す場合
とまあ、ややこしいことに2種類の注文の仕方がある。
例えば
この場合、100円で株を売る人がいない場合、株の売買は成立しない。
この場合、株価が100円以上になれば確実に株の売買は成立する。
その代わり、実際の買値は110円かもしれないし、150円かもしれない。
条件付き注文
成り行きでも指値でも、逆指値でも、条件付き注文というのを指定することもできる。
「寄付注文」「引け注文」「指成注文」「IOC」などという条件付きにすることができる。
寄付注文
「寄付」は取引所での当日最初の売買のことを言う。
後場(午後)最初の売買を「後場寄り」と言う。
「寄付注文」の場合、基本的には当日最初の売買。
ただし、前場(午前)の売買がない場合は後場の最初の売買が対象になる。
引け注文
午前を前場、午後が後馬。
大引けは、その日の取引の最後。
引け注文は通常は午前(前場)の終わりの取引を言う。
前場引け後の段階で「引け注文」にすると、大引けで有効な注文になる。
指成注文
指成注文は簡単に言えば
IOC
わかりにくいけど、使い方によっては便利なのが「IOC」。
「注文を出して、取引が成立した分だけで、残りの注文はキャンセルする」
というような使い方ができる。
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