知らないうちに住民登録が市役所などの職権で削除されていて、住民票が取れない。
となると、いろいろと生活に不都合が生じてくる。
国民健康保険の給付が受けられず、医療機関を受信できないとか、運転免許証が取れないとか、年金がもらえないとか…。
職権による住民票の削除はなぜ起こる?
職権による住民票の削除は、市町村が「住民票上の住所にその人が住んでいない」と判断した場合に行われる。
詳しくは下の記事見てね。
職権により削除された住民票を復活するには?
職権削除で住民票が無くなった場合でも、戸籍は残っているので、新しく「住民登録して住民票を習得する」ことができる。
5年以内に職権削除で住民登録が抹消されたことに気が付いたら
職権削除により自分の住民票が無くなって、5年以内なら「転出証明に準ずる証明書」を取得できる。
最後に転入届を提出した「最終住民登録地」で『転出証明に準ずる証明書』を貰って住民登録したい市町村へもっていく。
「転出証明に準ずる証明書」ってどこでもらうの?
「転出証明に準ずる証明書」は最後に転入届を提出した「最終住民登録地」でもらうんだ。
もらった「転出証明に準ずる証明書」はどこにもっていけばいいんだろう?
本籍地の市区町村に住む場合は、身分証と印鑑を持参しその地域の住民記録窓口で手続きします。
本籍地以外に住む時は「戸籍謄本」と「戸籍の附票」をもらって近くの市区町村の窓口へ相談にいく。
「戸籍謄本」と「戸籍の附票」は、本籍地のある市区町村役場でもらうことができる。
本人確認の書類が必要だが、何もない場合は、本籍地の市町村で相談してみるしかない。
本籍地の市区町村に転入する場合
以下を持参しその地域の市町村窓口で手続
- 身分証
- 印鑑
- 転出証明に準ずる証明書
本籍地以外の市町村へ転入する場合
- 『戸籍謄本』+『戸籍の附票』
いずれも本籍地の市町村役場で入手できる。
郵送でも取り寄せることができる。 - 転出証明に準ずる証明書
- 身分証
- 印鑑
以上をもって、転入したい市町村の窓口へ。
職権削除で住民登録が抹消されて5年以上たってしまったら
職権削除で住民登録が抹消されて5年以上たってしまったら最終住民登録地の市町村役場で『住民票削除の証明書』を貰う。
住民登録したい市町村窓口へ以下を持参。
- 戸籍謄本
- 職権消除の記載がある戸籍附票
- 住民票削除の証明書
- 身分証
- 印鑑
職権削除から5年以上経つと「転出証明書に準ずる証明書」を発行することができなくなる。
この場合、最後に住民票を登録した市町村で『住民票削除の証明書』というのをもらう。
『住民票削除の証明書』をもらったら、『住民票削除の証明書』と「戸籍謄本」「職権消除の記載がある戸籍附票」「住民票削除の証明書」「身分証」「印鑑」をもって、住民登録する市町村の窓口に行ってね。
身分証明書になるものが無い!
身分証明書になるものというと、まずは写真付きの運転免許証・パスポートの類。
期限切れでも、対応してくれることがあるようなので、あれば持参する。
年金手帳・保険証(たとえ期限切れでも)・預金通帳・クレジットカードなど、多少なりとも身分を証明してくれそうなものは全部もっていって、市町村の窓口に相談に行く。
いろいろと個人的なことを本人確認のために聞かれるかもしれないが、住民登録されていなくて、住民票がないなどという羽目にとどまるより、なんぼか良い。
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