お金があっても保証人が居ないと入院や施設入所ができない

 入院や施設入所では8割以上の施設や病院で「保証人」を求めている。

 中には、「保証人がいなければ、入院や入所は絶対に認めない。手術などもしない。」というところもある。

 今時、「保証人がいなければ・・・」というのもナンセンスな気がするが

入院・入所時に保証人を求められる理由

 入院・施設入所時に保証人を求められる理由はいくつかある。

支払いなどの保証

 施設や病院側からすれば「料金が支払われないと困る」という事情がある。

 お金があれば問題ない。

 と思えるが、施設や病院からすると、「お金があっても保証人」といわれるケースも多い。

医療処置や介護方針の決定

 ある意味、病院や施設の責任逃れていえなくもないが・・・。

 「医療処置や介護方針について、担保を取っておきたい。」

 という、病院・施設の考えがある。

 本人に判断能力があっても、「いざというときに、親族に訴えられたり、文句を言われたくない。」

 というわけ。

死亡後の退居手続きや身柄引き取りの保証

 万が一、死亡してしまった場合の遺体・荷物の引き取りや医療費、利用料の未払い分の清算や葬儀の手配などに関する責務を負う人を確保しておきたい。

お金があっても手段があっても認識が変わらない限り解決しない

 「入院・入所時の費用」「医療や介護方針についての決定」「死後の手続きなど」の諸問題は、客観的に見れば解決できる問題だ。

入院・入所時の費用の保証の問題

 要は、お金が払えるかどうかの問題。

 なので、お金さえあればよい。

 と単純には言えなくて・・・。

 「お金をきちんと管理し、支払ってくれる」ということが、保証人に要求されている。

 なので、「生保利用者は保証人が居なくてもOK(市町村が責任を持ってくれる)」なんて変なことが起こる。

 この問題、預り金を入れるとか成年後見や任意後見を立てれば支払いについて担保できると思うのだが…。

医療処置や介護方針の決定

 医療処置や介護方針の決定も自分で判断できるうちに、リビングウィルなどで文書化しておくなどの方法があると思う。

 最も、リビングウィルの中身そのものがある程度統一した、細かいものでないと意味ないけど。

 また、判断能力があるうちに、文書化しておく必要はある。

死亡後の退居手続きや身柄引き取りの保証の問題

 死亡後の退居手続きや身柄引き取りの保証も任意契約で死後のことをプロに頼んでおくという方法もある。

老後のお金の管理などについてみんなで考えることが大事

 入居・入所・入院時の保証人の問題は、みんなが考えて、ルートを作っていくことが大事なんだと思う。

 身元保証人が立てられない人はこれからどんどん増えていく。

 誰でも、「保証人が見つからなくて、入院・入所ができない」となる可能性は高くなっているのだ。

 病院や施設の側から見ても、保証人が居たところで、いざというときに身元保証人がお金を払ってくれたり、きちんと処理をしてくれたりする保証はなくなってきている。

 ということを考える時期に来ていると思う。

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