厚生年金の保険料って給料の何%になるんだろう?
厚生年金の保険料は給料月額によって変わってくる
厚生年金の保険料は給料月額によって変わってくる。
給料月額のベースは、4月から6月の3ヶ月間の給料(基本給に手当てなどを加算したもの)。
4月・5月・6月の給料を足して、3で割って、国の定める標準報酬月額表に当てはめる。
その当てはめた金額が、9月から来年の8月の厚生年金の負担額になるのだ。
給料から、天引きされるのは、1ヶ月遅れの10月から来年9月になる。
たとえば、一般のサラリーマンで給料が25万円以上27万円未満の人の場合、標準報酬月額は26万円。
標準報酬月額の8.737%である約22,800円くらいが厚生年金保険料として引かれている計算になる。
厚生年金の保険料は労使折半
厚生年金の保険料(健康保険も雇用保険もだけど)労使折半といって、基本的には会社が半額払っている。
2010年9月からはトータル16.058%。
2011年9月からは、毎年0.354%引き上げられることになり、16.412%。
2016年9月からは18.182%になった。
2017年9月からは18.3%になる予定。
このうちの半分を会社側が払い、残りの半分を従業員が払うというのが労使折半。
だから、現在われわれが払っている厚生年金は標準報酬月額の約9%くらいだ。
ちなみに、厚生年金基金に加入している人は保険料率がちょっと違う。
また、船員や鉱員の年金保険料は、一般の会社員とはまたちょっと違っている。
「社会保険料の半分は会社が負担、残りの半分は、働いているあなたが負担」というのは変わらない。
「年金保険料の半分を会社負担」というのはサラリーマンのメリットといえる。
厚生年金への加入が免除されている企業もある
厚生年金への加入は、基本的には強制加入だ。
でも、中には加入が免除されている会社もある。
厚生年金保険料免除の条件
・従業員4人以下の会社
年金は物価にスライドする
一応、年金は物価に連動して金額を見直すようになっているので、30年後、40年後に物価が今と大きく変わってしまっていても、そのときの生活水準に近い金額に調整されることになっている。
一応というのは、皆様ご存知のとおり、年金の見直しなどが検討されているせい。
将来的には年金はどうなるのかな?
将来的には、年金ってどうなるんでしょうね?
今、65歳からの給付だけど年金給付年齢を70歳から給付にするなんて話もあるが・・・。
それは、定年退職が65になり、再雇用で70歳まで働けってこと・・・。
動けなくなるまで、職場で働いて、年金もらえる年になったら、ぼけたり、病気になったりして自分では年金を使えなくなっていたりして・・・。
いやまあ、それを狙ってるんだろうけどさ。
老齢年金より障害年金などの価値のほうが高いかも
老齢年金(年をとったときにもらうことのできる年金)はいろいろあってあまりあてにはならないかもしれない。
でも厚生年金の保険料を払っていれば、障害を持ったときの保険料を受け取れたりする。
年取ったときの年金というより、万が一障害者になったときの保障と思ったほうがいいのかもしれない。
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