一時期話題になった「国民の97%が幸福な国」ブータン。
ちょっと不思議な感じがしていたのだが・・・。
ある証券会社のホームページのコラムに、この、国民の97%が幸福という統計の仕掛けが出ていたので、ちょっとご紹介。
ブータンの「国民の97%が幸福な国」と言う根拠は、同国で行われた2005年の国勢調査による。
この国勢調査、選択肢は3つで、「非常に幸福 (very happy) 」、「幸福 (happy) 」、「非常に幸福とはいえない (not very happy) 」の3問。
なんか違和感を感じない?
この設問なら、本来『幸福』、『判らない・なんともいえない』『不幸』とか『幸福』『判らない』『幸福とはいえない』と言う設定であるべきじゃないかと思う。
「非常に幸福 (very happy) 」、「幸福 (happy) 」、「非常に幸福とはいえない (not very happy) 」じゃあ、「非常に幸福 (very happy) 」、「幸福 (happy) 」、の二つの設問で、数が多くなるのは当たり前。
普通に3問の設問なら、真ん中の問いに答えが集中するものだ。
ちなみに、専門家がこの統計を元に、精査したところ、日本人の方が幸福と感じている人の度合いは高かったそうだ。
ちなみに、日本では、年齢、性別など様々な属性によって幸福度の違いを見ると、幸福度の低い層がはっきりしている。
孤独感の強い人・周りに困った時に頼れる人がいない人、失業者・失業の不安がある人、など(あー、管理人もそうかも)。
その中でも、独身男性は、中高年になるほど幸福度は驚くほど低下するとか。
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