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マイナンバーカードを保険証にすると医療費が安くなる?

公的保障(健康保険・年金・雇用保険・生活保護・災害時の補償)
マイナンバーカードと保険証

 「マイナンバーカードを保険証(マイナ保険証)にすると医療費が安くなる」と聞いたんだけど、どうなんだろう?

 今まで、マイナンバーカードを保険証として使ってなかったんだけど、本当に医療費は安くなる?

 マイナ保険証のデメリットは?ほかにメリットってないの?

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マイナンバーカードを保険証と連携するメリット・デメリット

 国は、マイナンバーカードと保険証を一体化(マイナ保険証)することでのメリットしか言わないけど、デメリットもあるわけで…。

マイナンバーカードと保険証連携のデメリット

 

ちょこ
ちょこ

マイナ保険証のデメリットは【マイナンバーカードを健康保険証として利用連携しても、結局、「健康保険証」や「資格確認書」も持って行かないとダメ】ってことだね。

 もう少し細かくデメリットを見てみると↓

全ての医療機関でマイナンバーカードが保険証として利用できるわけではない。

 医療機関のすべてでマイナンバーカードを利用できるわけではない。

マイナンバーカードを保険証として使うことができる医療機関に貼ってあるステッカー

マイナンバーカードを保険証として使うことができる医療機関に貼ってあるステッカー

 マイナンバーカードを健康保険証として利用できない場合は「健康保険証」や「資格確認書」が必要。

 結局、「2枚持って受診しないと安心できない」という状況になっている。

マイナンバーカードを保険証として利用できる医療機関は↓

電子証明書の有効期限が切れていると、健康保険証として使用できない

 マイナンバーカードには電子証明書が書き込まれている。

 電子証明書の有効期間は5年の有効期限。

 電子証明書の有効期限が切れている場合、健康保険証として利用できない。

マイナンバーカードの電子証明書の有効期限

マイナンバーカードの電子証明書の有効期限

システムの不具合が発生した場合、利用できないことがある

 マイナ保険証はシステムで管理をしているため、通信トラブルなどの不具合が生じた時は、利用できまない。

 この場合は、マイナ保険証のみを所持していた場合、一時的に全額自己負担なる可能性があり、払い戻しに手続きがいる。

個人情報漏洩のリスクが高い

 マイナンバーカードには、いろいろな個人情報が入っている。

 紛失したりした場合情報漏洩のリスクが高くなる。

手続きに時間と手間がかかる

 マイナンバーカード発行のための手続きやマイナンバー健康保険証の切り替えには手続きが必要。

 時間もかかるし、手間もかかる。

マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリット

 マイナ保険証はデメリットもあるが、メリットもある。

 国はいろいろなメリットを並べているけど、大きなところでは〔健康保険証を利用するよりも、医療費が安くなる〕〔医療費控除の確定申告がカンタンになる〕〔高額療養費の限度額以上の支払いが不要〕〔就職・転職・引っ越し後も健康保険証として利用できる〕〔医療機関同士の情報共有〕

健康保険証を利用するよりも、医療費が安くなる

 政府は国民のマイナンバーカードの保険証利用を促すため、マイナ保険証を利用し診療情報の提供に同意した場合に、従来の健康保険証よりも医療費が安くなるようにしている。

マイナ保険証と医療費

マイナ保険証と医療費

 ただし、全部の医療機関や薬局で、マイナ保険証を利用すれば必ず医療費が安くなるわけではないのでご注意。

医療費控除の確定申告が簡単になる・マイナポータルから保険医療を受けた記録の参照ができる

 マイナポータルから保険医療を受けた記録の参照ができる。

 マイナポータルをe-Taxに連携することで医療情報の管理が可能となり、データが自動入力されるので、医療費の領収書を管理・保管をすることなく、簡単に医療費控除申請の手続きができる。

就職・転職・引っ越し後も健康保険証として利用できる

 従来の健康保険証は、就職や転職、引っ越し時に更新手続きを行い、新しい健康保険証が届くまで時間がかかる場合があった。

 でも、マイナンバーカードを保険証として使う場合、医療保険者への手続きが済んでいれば、新しい健康保険証の到着を待たずに、医療機関・薬局で健康保険証として利用できる。

高額療養費の限度額以上の支払いが不要

 高額療養費の制度では、従来は、事前に役所で限度額適用認定証の書類申請が必要だった(ただし、医療機関によっては、事前の申請が不要なところもある)。

 マイナ保険証を利用すれば、申請手続きや窓口での一時的な費用負担が不要になる。

医療機関同士の情報共有

 マイナ保険証を利用すると、過去に処方された薬の履歴や健診結果などが受診先の医療機関に共有される。

 このため、初めて受診する医療機関でも、過去の診療情報に基づいた総合的な診断や適切な薬の処方を受けることができる。

 マイナポータルからも自身の過去の診療情報を閲覧できるため、自分の健康状態が把握しやすくなったりする。

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マイナンバーカードと健康保険証の連携は得か損か?

 マイナ保険証はメリットも多いが、結局「マイナンバーカードと保険証や資格者証の両方を持って受診しないといけない」とか「連携手続きが手間」というようなデメリットも多い。

 確定申告に使えるといっても、すべての医療機関で利用できるわけではないし。

 結局手打ちで計算したほうが早かったりして。

 ただ、一度手続きの手間をかければ、その次からは楽といえば楽。

 マイナンバーカードを保険証として使えば、医療費が安くなる場合もあるが、ならない場合もある。

 まあ、今の医療機関のマイナ保険証対応率は90%くらいという話だから、大きな病院ではまず医療費は安くなるんだろう。

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