『この銀行、定期預金の金利が高い』と思っても、ちゃんと説明を見てから、定期預金を作らないと、思惑と違った結果になるかも。
特に注意が要るのが、仕組み預金というもの。
仕組み預金の種類
仕組み預金には2種類ある。
1、満期特約型仕組み預金(マルチコーラブル預金)
2、元本通貨変動型仕組み預金
満期特約型仕組み預金(マルチコーラブル預金)
満期特約型仕組み預金(マルチコーラブル預金)は預金の満期期間についての特約が付されている預金。
例)満期10年の仕組み預金の場合、預金者側からは10年間解約できないが、銀行側からは10年未満で解約することができる。
*銀行にとって損になるような市場金利の下落などがあった場合、早く満期がくることもある。
銀行にとっては、一定以上の損を最小限に防ぐことができる。
基本的には、元本われは生じない。
元本通貨変動型仕組み預金
元本通貨変動型仕組み預金は為替レートの変動により、変動が一定となると、預けている通貨が別の通貨に切り替わって償還されてしまうという仕組み預金。
預け入れ時の為替レート1ドル100円のときに円で預けると、満期で1ドル100円未満なら、ドルで手元に戻り、1ドル101円以上なら円で手元に戻る。
金利は満期特約型仕組み預金や普通の定期預金より高く設定されている。
元本われもありうる。
仕組みがあるから「仕組み預金」
仕組み預金は要するに『何らかの仕組みがあるもの』と思っていい。
仕組み預金の高金利には高金利なりの理由があるというわけ。
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