株の配当金の受け取りってどうやる?
配当金の受け取り方は4つほどあるが、特にニーサNISAの配当金の受け取りは注意して選ぶ必要がある。
ということで、今日は株の配当金の受け取り方式とNISAでの注意点をちょっとご紹介。
配当金を郵便局で受け取る場合
配当金を郵便局で受け取ることを「配当金受領証方式(従来方式)」という。
「配当金受領証方式(従来方式)」
1、「配当金受領証」が郵送されてくる。
2、「配当金受領証」・印鑑・住所を証明できるものをもって郵便局の窓口に行く。
3、受領証と引き換えに配当金を受け取る。
配当金受領証方式の手続き場所
郵便局。
配当金受領証方式の配当金の受け取りは現金となる
配当金受領証方式のデメリット
郵便局の窓口のあいている時間しか配当金は受け取ることができない。
ゆうゆう窓口ではあつかっていないので、土日祝祭日の受け取りはダメ。
銀行口座振込みで配当金を受け取る場合
指定した銀行口座への振込みで配当金を受け取る方法なのが、「登録配当金受領口座方式」。
「登録配当金受領口座方式」
「登録配当金受領口座方式」で配当金の振込先を指定すると「1回の登録で、持っている全ての銘柄の配当金が指定した銀行の口座に振り込まれる」。
登録配当金受領口座方式の手続き
取引している証券会社または信託銀行のどれかひとつで「配当金受領口座方式」の選択と振込口座の登録の手続きを行う。
登録配当金受領口座方式の手続き場所
証券会社または信託銀行。
登録配当金受領口座方式の配当金の受け取り場所
指定した銀行の普通預金口座。
登録配当金受領口座方式のメリット
登録配当金受領口座方式のデメリット
各証券会社の口座に配当金を振り込む
証券会社の口座に配当金を振り込むのが「株式数比例配分方式」。
「株式数比例配分方式」
複数の証券会社と取引している場合で、それぞれの証券会社の口座に配当金を振り込んでもらうのが「株式数比例配分方式」。
複数の証券会社を使っている場合でも、1つの証券会社で「株式数比例配分方式」を選択するとほかの証券会社で保有している株の配当金についてもそれぞれの証券会社の口座に振り込まれるようになる。
上場株式の配当金等を特定口座(源泉徴収あり)で受け取るためには、権利確定時までに、保管振替機構(ほふり)で配当金の受取方法が「株式数比例配分方式」として登録されていることが必要。
「株式数比例配分方式」「特定口座(源泉徴収あり)」で株の配当金受け取りを行っている場合は、同一の証券会社内での株の売買損益・配当金の受け取りを損益通算・源泉徴収することができる(国内上場外国株式、国内上場外国ETFは、自分で確定申告をすることで損益通算できる)。
株式数比例配分方式の手続き場所
申し込みは、株券を保管している証券会社のどれか1社に申請して手続きを行う。
株式数比例配分方式のメリット
銘柄ごとに配当金の受け取り金融機関を決める
銘柄ごとに配当金の受け取り金融機関を決めるのが「個別銘柄指定方式」。
配当金の発行会社に対し振替株式等の銘柄ごとに口座振込指定をし、指定した金融機関で受領する方法。
「個別銘柄指定方式」の手続き方法
昔は、自宅に届いた用紙に配当金の振込先銀行を記載して返送する方法だったのだが、現在は証券会社を通して行う。
自宅には、「配当金振込先のご確認について」と「配当金計算書」が郵送されてくる。
「個別銘柄指定方式」のメリット
「個別銘柄指定方式」のデメリット
配当金の受け取り方式まとめ
配当金受領証方式だと手続きは要らないが郵便局で受け取れる期限があり、期限が切れると手続きが面倒。
また、仕事をしてると、配当金を受け取るために平日郵便局の窓口に出向くことができない人もいるかも。
株式数比例配分方式か登録配当金受領口座方式にしておけば、指定した金融機関に自動的に配当金を振り込んでくれる。
手続きも1つの証券会社・銀行で済む。
ニーサの配当金受け取りは株式数比例配分方式だと配当金も非課税になるのでお得。
ニーサは証券会社に申し込んで株式数比例配分方式。
そのほかの上場株式の配当金は、自分のお好みで!
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