なんだか、口の中がすっきりしない。
こんな時はマウスウォッシュ(デンタルリンス)の出番だよね。
けど、容器がゴミになるのが嫌!
詰め替え用マウスウォッシュ(デンタルリンス)が売ってないかと探したが無い。
こうなれば、作ってしまえ!
基本のマウスウォッシュ(デンタルリンス)の作り方
基本的なマウスウォッシュ(デンタルリンス)は、簡単な材料で作ることができる。
それぞれの量は、それほど厳密でなくてもOK。
マウスウォッシュ(デンタルリンス)500mlの材料と作り方
1.重曹(食用)…3グラム~5グラム(小さじ1/2強~1杯程度、ティースプーンで約1杯)
2.ハッカ油…3〜5滴(1滴おおよそ0.03〜0.05ml)
3.無水エタノール…30ml(又は消毒用エタノール、消毒用エタノールIP45ml)
4.グリセリン…20ml
5.水道水
ハッカ油は水には溶けないので、まず1から4までを容器に入れて混ぜて、最後に5を容器に入れて混ぜる。
手作りマウスウォッシュ原価はおいくら?
この材料でマウスウォッシュ(デンタルリンス)500mlを作ったら、原価いくらになるかというと
・重曹1Kg(333本分)約600円から1500円…1本分4~5円
・ハッカ油20ml(5滴利用して80本分)で600円前後…1本分7円から8円
・無水エタノール500ml(17本分)1000円前後…1本分60円くらい
・グリセリン500ml(25本分)700円から1000円くらい…1本分40円くらい
高めに見積もっても120円未満で済む。
重曹の効果
重曹には
といった効果がある。
口臭の原因は、「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」というもの。
「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」は酸性で、重曹はアルカリ性。
このため、重曹は「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」を中和して口臭を予防する効果がある。
また、食事をすると、口の中は酸性の状態になり、アルカリ性の唾液が分泌されることで中和させ、歯を溶かさない状態に戻してくれる。
さらに、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成する。
ということで、重曹で口腔内の再石灰化を妨げる酸性物質を中和することで、唾液による歯の再石灰化を助ける。
ハッカ油の効果
ハッカ油には
といった効果がある。
ハッカ油の主成分のメントールは、ミントの成分。
精油のミントでも同じ効果があるが、値段的にはハッカ油のほうが安上がり。
虫よけやリラックス効果もあるので、1本持っていると便利。
保管は涼しいところに置く。
引火性があるので火のそばでは使わない。
原液はプラスティック容器などに移さない(容器が溶けることがある)。
エタノールの種類
エタノールの原料はサトウキビが原料。
いずれも揮発性なので、火気は要注意。
より効果のあるマウスウォッシュ(デンタルリンス)を作りたいなら
市販品のように少し甘みのあるマウスウォッシュ(デンタルリンス)を作りたいなら、キシリトールを追加する。
キシリトールを追加すると、虫歯予防により効果がある。
250gで700円から800円くらい。
500mlに大匙1杯~2杯。
虫歯予防とキシリトール
キシリトールには、虫歯予防の効果があるそうだ。
1. プラーク(歯垢)中のミュータンス菌を減少させ、虫歯の原因となる酸を作らせない働き
2. 甘さにより唾液をより多く出させ、唾液の働きにより虫歯になりにくい口腔内環境をつくる効果
効果的なマウスウォッシュ(デンタルリンス)の使い方
せっかく作ったマウスウォッシュ(デンタルリンス)は効果的に使いたい。
「食後すぐに歯を磨いてしまうと、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまう」というアメリカの歯科団体の発表結果がある。
かといって、歯垢や食べカスが残ったままだと、口の中は酸性に傾くので、虫歯になりやすくなる。
というわけで、食事が終わったら水分をとって、口の中の食べかすを除いて、さらにマウスウォッシュ(デンタルリンス)で酸性を中和して、その後歯磨き。
というのが、よいらしい。
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