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フィッシング詐欺の被害が出た銀行の一覧とフィッシング詐欺の傾向

 今年のインターネットバンキングのフィッシング詐欺の被害額が去年一年間のフィッシング詐欺の金額を越えた。

 信用金庫、信用組合のインターネットバンキングも狙われたらしい。

 フィッシング詐欺の被害が出た銀行の一覧が、朝日デジタルに出ていたのでご紹介。

フィッシング詐欺被害の傾向

法人口座が狙われている

 『昨年は20行で計50件、約1億2300万円の被害にとどまっていた地銀と、被害がなかった信用金庫や信用組合の計47ですでに100件、約4億1500万円の被害が出ている。これらの金融機関では法人口座の被害が目立っており、69件、約3億7700万円』だそうだ。

フィッシング詐欺の手口

 フィッシング詐欺の手口としては、このところ記事にしているように、パソコンをウイルス感染させたりしてID・パスワード・合言葉認証の質問と回答・第二認証の暗証番号・セキュリティカードの情報などをごっそり盗むものとメールを送りつけて偽の銀行サイトに誘導するものがほとんどだそうだ。

 1回の送金手続きに限り有効な「ワンタイムパスワード」が破られたとみられる被害も1件報告されているという。

 パソコンをウィルスに感染させてID・パスワード・合言葉認証の質問と回答・第二認証の暗証番号・セキュリティカードの情報などをごっそり盗むタイプのフィッシング詐欺の場合、公式銀行のログインボタンを押したとたんに感染したウィルスが動き出し、フィッシングサイトが現れる。

 銀行の公式サイトにかぶさるようにポップアップ画面が出てくるので、フィッシング詐欺の画面と気づきにくいのが特徴。

今年初めてフィッシング詐欺の被害が出た銀行

愛知銀行、尼崎信用金庫、大分銀行、沖縄銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、群馬銀行、佐賀銀行、さがみ信用金庫、静岡銀行、シティバンク銀行、じぶん銀行、親和銀行、但馬銀行、東京都民銀行、東和銀行、徳島銀行、栃木銀行、トマト銀行中京銀行南都銀行、百五銀行、百十四銀行、広島銀行、三重銀行、北越銀行、北央信用組合、南日本銀行、宮崎銀行、八千代銀行、山梨中央銀行、

フィッシング詐欺の被害が出た銀行

埼玉りそな銀行 イオン銀行、十六銀行、常陽銀行、新生銀行、住信SBIネット銀行、第三銀行、千葉銀行、西日本シティ銀行、八十二銀行、福岡銀行、北洋銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、もみじ銀行、ゆうちょ銀行、横浜銀行、楽天銀行、りそな銀行。

 いずれも警察庁で報告を受けた銀行。

 他に、名前の公表に応じていない銀行もあるそうで。

 銀行側の発想としては『銀行名を公表されると、フィッシング詐欺に狙われやすい銀行と思われる」ということで名前の公表に応じていないのだろう。

 でも、逆に言えば、被害が出ている銀行はインターネットバンキングが充実していて利用者が多いと見ることもできる。

 ネットバンキングが使いにくい銀行なら、誰も、フィッシング詐欺には会わないもんね。

 被害が出ているなら出ているで、ちゃんと名前を公開して利用者に注意を促したほうがいいとおもうんだけど。

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