住宅ローンの審査の場合、基準になるのは税込み年収?それとも手取り・所得?
年収・手取り・所得は違うという話を前回書いたけど、では、住宅ローンの基準となるのは、年収だろうか?それとも所得?手取り?
住宅ローンの審査基準は税込み年収で決まる
公的融資には、財形、自治体融資がある。
財形は、購入する物件の専有面積や構造など、物件の属性によって融資額の条件が変わる。
財形融資を利用するにはには1年以上財形貯蓄していることが条件。
貯蓄額の10倍、最大4000万円まで借入れができる。
また、フラット35という民間の住宅ローン融資もあるが、収入条件は公的融資とほぼ同様。
公的融資の場合、税込年収に対する年間返済額の比率が下表に適合する。
住宅ローン申込人の税込み年収「前年」 年間返済額の比率「%」
150万円未満 税込み年収の25%以下
250万円未満 税込み年収の25%以下
400万円未満 税込み年収の35%以下
400万円以上 税込み年収の40%以下
住宅ローンの審査は年収だけでは決まらない
住宅ローンの審査に通るかどうかは、年収だけでは決まらない。
たとえば、年収400万円の場合、年間の返済可能額は160万円。
20年ローンなら、3200万円位までだが、これは、他に借金がない場合の額。
カードローンや携帯電話の購入代金の分割払いなどがあると、その分を差し引かれる。
ローンや分割払い以外でも、住宅ローンの審査に通るには年齢・勤続年数・健康状態・雇用形態・購入物件の評価などもかかわってくる。
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