さて、課税所得300万円以上の人にとっては、 特別法人税が実施されても確定拠出年金がお得なのは判った。
では、もっと所得の低い人にとってはどうなのか?
課税所得200万円ではどうなるか?
課税所得200万円の人の場合確定拠出年金はお得になるのか?
課税所得200万円の人の所得税は、年間200万円×0.1-9.75万円=10.25 万円
確定拠出年金年金に月1万円年間12万円かけていた場合の所得税額は(200万円-12万円)×0.1-9.75万円=9.05 万円
前回と同じように、スルガスーパー定期(1年) 金利 0.025%をつき1万円の掛け金で、10年間確定拠出年金で運用した場合と普通に積み立てで運用した場合を比較してみる。
積み立てた金額から確定拠出年金の手数料を引くと1,201,515 - 21,560 = 1,179 ,955円
これに、10年分の所得税の差額を足すと117.9955万円+9.05 万円=127.0455 万円
スルガスーパー定期(1年) 金利 0.025%をつき1万円の掛け金で10年間、普通に積み立てた場合、利息込みの金額が120.1212万円。
差額が、127.0455 万円-120.1212万円=6.9243 万円
将来、特別法人税(年1.173%)が実施されると・・・。
特別法人税の額は10年で73,500円ほど。
と言うわけで、課税所得200万円の人にとっては、特別法人税(年1.173%)が実施されるかどうかが重要なファクターとなる。
もちろん、確定拠出年金の金利がもっと高いなら、プラスになるけど。
特別法人税、実施されてほしくないものです。
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