職場を退職しなくても在職中であっても使える雇用保険の給付のひとつが教育訓練給付というやつ。
民間の講座などの費用の一部を雇用保険でまかなうことができる。
教育訓練給付を受けてもいざ失業すれば基本手当て（失業手当）は受け取ることができる。
雇用保険の教育訓練給付、上手に利用してキャリアアップを目指そう。
教育訓練給付とは？
教育訓練給付とは能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度。
在職中でも、雇用保険の給付資格があれば受給できる。
教育訓練給付の金額
民間の講座などで、教育訓練給付の対象となっている講座等を受講した場合、学費の20%が給付される。
上限は10万円。
受講費用が4千円を超えない場合は支給されない。
教育訓練給付を受けることが出来る人の条件
受講開始日現在で雇用保険の被保険者であった期間が3年以上あること。
初めて教育訓練給付の支給を受けようとする人については、当分の間、1年以上の雇用保険の被保険者であった期間が必要。
前回教育訓練給付を受けてからは、再度3年後に受給資格が生じる。
教育訓練給付の手続き
受講修了後、原則として本人の住所を管轄するハローワークに、所定の書類を提出する。
手続きの期限は、受講終了の翌日から1ヶ月以内。
在職中に、3年ごとに、キャリアアップ・自己啓発ができるという大変ありがたい教育訓練給付。
ただし、手続き書類に、雇用保険被保険者証も必要となるので、雇用保険被保険者証を会社に預けてある人は、職場に教育訓練給付を受けることを話さないといけないってのが、ちょっと難点。
雇用保険の教育訓練給付まとめ
今日職場で「保険料を納めているのに、失業給付がうけとれない（すぐ再就職したので）。払った分返してほしい！」と文句を言っていた人が居たので、ちょっと思い出して加筆してみた。
いやでもさあ。
ほかの公的保険に比べると、雇用保険の保険料ってものすごく安いし。
失業しなくてもこうやって利用できる雇用保険の給付もあるわけで。
十分使い方によってはペイすると思う。
っていうか、いまどき失業手当をもらわずに再就職できただけでも運がいいのかもしれないけど。
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