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ペイオフ対策に2つ以上の銀行に預金を預けよう

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 銀行口座、いくつ持ってる?

 銀行口座は3つくらいに分けたほうがいいんじゃないかと思う。

 ある日、『銀行がつぶれたときの用心に銀行口座は2つ以上の銀行に分けるべきだ』と会社で言ったら、『大して預金が無いから関係ない』と言われたことがあるんだけど・・・。

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預金が少なくとも銀行口座を分けた方が良い理由

  銀行が万一破綻すると、預けたお金は一人あたり元本1000万円までとその利息は必ず還ってくる(銀行預金の種類にもよるけど)。

 1000万円を越える部分については、全額は戻らず減額される可能性がある。

 これがいわゆるペイオフ(預金保険制度)。

「当座預金」、「利息のつかない普通預金」など決済用預金(①決済サービスを提供できる、②預金者が払い戻しをいつでも請求できる、③利息がつかないという三つの要件を満たしている預金)に該当するものは、全額保護されます。

利息のつく普通預金、定期預金、定期積金、掛金、元本補てん契約のある金銭信託(ビッグなどの貸付信託を含みます)、金融債(保護預り専用商品に限ります)などは、1金融機関ごとに合算して、 預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。

預金保険機構HPより抜粋

 では、銀行がつぶれて、お金が預金者の下に戻ってくるまで、どのくらいかかるか?

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銀行破たんから、預金者の下に預金が還ってくるまで

 銀行がつぶれた場合、預金が返ってくるまでの手順は、破綻した銀行にお金を預けていた人、ひとりひとりについて残高の合計を確認(名寄せという)する。

 現在は、預金保険機構でデータ処理をするため、名寄せにかかる時間が大幅に改善されたらしい。

 例えば、金曜日の営業終了後に破綻が生じたと仮定すると、土曜日、日曜日で預金者の名寄せ等の準備を終え、月曜日から破綻金融機関の営業を一定の範囲(付保預金の払戻し等)で再開・継続する。
 月曜日に破綻がはっきりした場合、当日から払い戻しする。

 という予定ではあるらしい。

 とはいえ、予定は未定。

 実際にいつ払い戻しを受けることが出できるかというのは、銀行が破綻しないとわからない。

 たとえ、たいして預金がなかろうと、いざ、お金を銀行に行っておろそうと思った時、「銀行破綻してお金が下せない」となる可能性もある。

 逆に言って、預金が複数の銀行にあれば、必ず、破綻した銀行に預けたお金も戻ってくるから、あわてて破綻した銀行(あるいは破綻の噂のある銀行)にお金をおろしに行く必要もない。

 と言うことで、メインバンクひとつしか銀行を使っていない人は、最低2つ以上の銀行に預金を分けたほうが安全だと思う。

 昔は『銀行は1つに集中して、その銀行のお得意さんになるほうが得になる』って言う考え方もあったんだけど・・・。

 今の時代は、複数の銀行を使いこなしたほうがいいと思う。

 特に、給料の振込銀行がメガバンクの場合は、1000万円程度預金があっても『お得意さん』とは認識されないのであまりメリットが無い。

お勧めは2つから3つの銀行口座を作ること

 サラリーマンなら、2つないし3つの銀行口座にお金を預けておいた方が良いと思う。

1.給料の振込銀行の口座

 サラリーマンなら、給料の振込銀行の口座は作らないわけには行かない。

 最近は、会社で指定する場合が多いので選べない場合も多い。

2.身近に支店がある銀行の口座

 給料を振り込み銀行が身近に支店を置いている場合はそのまま給料振込銀行に定期預金を作ってもいい。

 ただ、窓口の多い金融機関の口座を選んだほうが良いかも。

 身近なところに支店がある・窓口がたくさんある銀行の方が、大きな災害などの時には窓口で預金を下ろしたりもできるので安心。

 一番おすすめなのは、ゆうちょ銀行。

 日本全国どこにでも窓口がある。

 ローンが組みにくいのが玉に瑕だが。

3.ネットバンク・地方銀行のインターネット専用支店

 ネットバンクや地方銀行のインターネット専用支店は、定期預金の金利が高い場合が多い。

 金利だけでなく、振込手数料なども安くなる場合があるので、1つは持っているとよいと思う。

 これから住宅ローンを組もうとか考えている人は、そこらへんも加味して銀行口座を作っておくとよいと思う。

 ただ、銀行口座があまり多すぎても管理が大変になってくるので、ご注意。

 何より大事なのは、一つの銀行での預金は元本1000万円を超えないこと。

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