今日のテーマは『定期預金はインフレで目減りする?』である。
『お金をためる』関係の雑誌などを見ていると『銀行預金に預けてたお金はインフレになると不利』とか。
インフレ対策として『金』『株』『不動産投資』などを薦めている記事が目立つんだけど。
実はインフレに備える一番安全な方法は、銀行の定期預金だったりする。
銀行預金はインフレ対策の第一歩
インフレになると物の値段が上がる。
同時に銀行の預金金利も上がる。
過去のデータを見てみると1年定期は98%の確立で、インフレ率に勝っている。
インフレ率より1年定期の金利が下がっていたのは、1997年の消費税引き上げの時と1973年の第一次オイルショックの時。
この二つの時期は銀行の定期預金だけでなく、株なども大きく下げた。
リスクのある株や投資信託などでも、インフレ局面で下がることもある。
もちろん、インフレでなくても下がることがあるのが株や投資信託。
そう考えるとインフレに備える一番安全で確実なお金の運営方法は、銀行の定期預金ということになると思う。
期間の長い固定金利の定期預金はインフレリスクが高い
銀行預金の1年定期はインフレ対策として有効。
が、同じ定期預金でも固定金利で預金期間が長い定期預金はインフレ対策としてはリスキー。
特に、解約にペナルティがあるような定期預金はお勧めできない。
ということで、今のようなデフレ状態のときは、多少金利が高くても固定金利で預金期間の長い定期預金で解約にペナルティがある定期預金にはお金を預けないのが原則。
とはいえ、これから本当にインフレがくるかどうかはわかんないけど。
リスクをとらないでインフレに備えたいというのであれば、銀行預金の1年定期が一番。
リスクをとってもインフレ時に大きな利益がほしいというのであれば、株や投資信託、金などを買ってみるのも良いかもしれないけど、あくまで余裕資金の範囲内で。
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