債券にもいろいろあるが、今回はノックイン債ってなに?というお話。
ノックイン債もリンク債も同じものらしい。
って、リンク債そのものがわからない。
リンク債(ノックイン債)とはなに?
日経平均リンク債などのように名称の前に対象となる指数や銘柄の名前が入る。
ノックイン価格というものが定められており、その価格に達しなければ(下落しなければ)高配当が得られ、ノックインした場合は元本割れで償還されるリスクがある。
ノックイン債と呼ばれることもある。
リンク債(ノックイン債)のリスク
・ノックインしたあと、その後株価が急回復して基準価格を超えた場合でも通常償還される金額は額面までの場合が多い。
・早期償還条項・途中償還条項によるリスク
⇒一定の株価を超えると早期償還されるため、利息が高くても全期間の利息が受け取れない場合がある。
早期償還条項付 他社株転換条項付 円建社債(ソフトバンク株式会社)を見てみると・・・。
・ノックイン条件⇒ソフトバンク株価(終値)の30%以上の値下がり。
・ノックイン後
⇒期中に一度でも、対象株価終値がノックイン判定水準と等しいかまたはこれを下回り、最終評価日において、「対象株価終値<当初価格」の場合、対象株式の交付および現金調整額(償還金の減額)にて償還。
⇒期中に一度でも、対象株価終値がノックイン判定水準と等しいかまたはこれを下回り、最終評価日において、「対象株価終値≧当初価格」の場合、額面100%で満期償還(要するに株価が大きく値上がりしても、額面以上にはならない)。
・早期償還条項⇒満期償還日を除く各利払日に対象株式の終値が、当初価格×105.00%以上の場合、本債券は各利払日に額面金額の100.00%と当該利払期日に支払われるべき利金の支払をもって早期償還。
期間が1年半で短めなので、期間が長い債権よりは多少リスクが少ないと考えることもできる。
が、逆に、証券界では『ソフトバンク株が1年半の間に1回ぐらい30%以上の値下がりを経験する』と考えてる人が多いのかもしれない。
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