SOR注文は「証券会社が自動的に注文主の有利になる方の証券取引所と株を売買する。」
というシステム。
最近では、どこの証券会社でも個人投資家がSOR注文ができるようになった。
SBI証券のSOR注文についてちょっと調べてみた。
SBI証券のSOR注文
証券取引所(当社優先市場)とジャパンネクストPTSの第1市場(J-Market)および第2市場(X-Market)で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良価格を提示する市場へ自動的に注文を執行する。

以前は、個人投資家がSOR注文を出せるのはSBI証券くらいしかなかったんだけど、最近はどこの証券会社でも、個人投資家がSOR注文を出せるようになった。
SBI証券のSOR注文のメリット
1、PTS(J-MarketまたはX-Market)で注文が執行された際は、証券取引所(当社優先市場)よりも取引手数料が約5%程低く設定しており、取引コストの軽減が見込まれる。

SBI証券は条件によっては取引手数料がゼロ円になる場合があるよ。
2、証券取引所(当社優先市場)とPTS(J-MarketおよびX-Market)で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良価格を提示する市場へ自動的に注文を執行されるため、有利な条件で約定しやすい。
3、PTS(J-Market)では夜間取引も可能。

ただし、SBI証券のPTS取引は夜間取引の時間が制限されている。
24時間PTS取引ができるわけではないので注意がいる。
また、土日祝日はPTS取引ができない。

証券会社によっては、夜間でも土日でもPTS取引が可能な証券会社もあるからそこらへんはSBI証券のPTS取引の弱みかな。
SBI証券のSOR注文のデメリット
・SOR注文選択時は、逆指値注文や執行条件付注文(寄成・引成・寄指・引指・不成・IOC成・IOC指)は利用できない。
・SOR注文を選択できる銘柄は東京証券所の全銘柄と言うわけではないのでご注意。
・SBI証券のPTS取引は夜間取引の時間が制限されている。

ただ、「逆指値注文や執行条件付注文(寄成・引成・寄指・引指・不成・IOC成・IOC指)は利用できない。」とか、「SOR注文を選択できる銘柄は東京証券所の全銘柄と言うわけではない」というのは、どこの証券会社でも同じ条件になる。

SBI証券のSOR注文のデメリットというより、「SOR注文のデメリット」という感じだよね。

最大のデメリットは「SBI証券のPTS取引は夜間取引の時間が制限されている。」というあたりかな。
SBI証券の場合、PTS取引は「デイタイムセッション 」と呼ばれる日中取引と「ナイトタイムセッション 」といわれる夜間取引に分かれている。
デイタイムセッション (日中取引):8:20~16:30、ナイトタイムセッション (夜間取引):17:00~23:59 。

まあ、実際にSOR注文の効果があるのは、東証の開いている9:00から15:30というのはどこの証券会社も同じだけど。
でも、条件次第で取引手数料が無料になるのは、メリットとして大きいんだよね。
SOR注文の詳細は、SBI証券のホームページで確認してね。

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