住宅ローンの金利上昇が伝えられている。
『三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行は、主力の10年固定の最優遇金利を5月より0.2%引き上げ、年1.6%になる見込み。
三井住友銀行も同程度の引き上げを検討中。過去最低を更新した昨年12月(1.3%)から半年で0.3%上昇することになる。
5月に10年固定を据え置いた三井住友信託銀行も、6月分は0.3%引き上げ、1.45%とする。』
で、最近は、変動金利から固定金利に住宅ローンを借り替える人が大量に出てきてるらしい。
でもちょっと待った!
変動金利の住宅ローン金利は上がっていない
実は、金利が引き上げられているのは、固定金利の住宅ローン。
変動金利の住宅ローンは金利の引き上げがない。
なぜ、変動金利の住宅ローンの金利は引き上げられていないのか?
これは、住宅ローンの金利設定の元になっている指標が固定金利と変動金利では違っているため。
前に書いた記事、長期金利が上がるとなぜ、住宅ローンの金利が上がる?を見てもらえると判ると思う。
変動金利と固定金利どちらがとくか?
今の時期、住宅ローンの金利は、いずれにしても低い水準。
基本的に、変動金利のほうが固定金利より、初期の金利設定は低い。
問題になるのは、ローンの期間とローンの残高。
ローン期間が長いとか、ローンの残高が多いなら、固定金利の住宅ローンの方が、安心かもしれない。
これから先、住宅ローンの金利はあまり下がることがないだろうから。
ローンの残高が少なくて、ローンの期間が短い(あるいは、早期に完済できる)場合は、変動金利のほうが有利。
とまあ、管理人はこのように思っているのだが、どうかな?
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