住宅メーカーのいうがままウィークインクローゼットを作ると、ものすごく、使いにくいウィークインクローゼット(WIC)になるかもしれない。
特に1坪タイプのウィークインクローゼットの場合は、要注意。
ウィークインクローゼットの内寸とポールの取付位置と通路幅の関係はきちんと確認しておかないと、後悔する羽目になる。
坪単価40万円としても、1坪のウィークインクローゼットで40万円はかかっているわけだから、使いやすいように設計していただかねばならぬ。
ウィークインクローゼットのデメリットとメリット
まずは、なぜウィークインクローゼットを作るのか?
本当に必要あるのか?という点を考えてみるも必要かも。
ウィークインクローゼットのデメリット
ウィークインクローゼット(WIC)のデメリットは
この一言。
ウィークインクローゼットは通路が必要になる。
通路のないウィークインクローゼット(WIC)はウィークインクローゼット(WIC)に服を詰め込んだだけの物置。
入れたがいいけど、取り出せない(取り出しにくい)倉庫になってしまう。
でも、ウィークインクローゼット(WIC)にはメリットもある。
ウィークインクローゼット(WIC)のメリット
ウィークインクローゼット(WIC)のメリットとしては
他にも、間取りによって複数のクローゼットを設置できない場合などはウィークインクローゼットのほうが便利な場合もある。
服をハンガーパイプにかけるにはどのくらいの幅が必要?
そもそも服をハンガーパイプにかけるにはどのくらいの幅が必要なのか?
となると、ふつうのクローゼットなら、60センチほどの奥行があれば必要十分。
人が一人歩くにはどのくらいの幅が必要?
人が一人歩くにはどのくらいの幅が必要になるかというと
1坪のウィークインクローゼットを使いやすくするには?
一坪のウィークインクローゼットの図面を見ると、尺モジュールの場合1820×1820となっている場合が多いと思う。
でも、これは、柱の中心から中心までの数字。
内寸は165×165センチ程度。
住宅メーカー(特に規格型住宅)の1坪タイプのウィークインクローゼットの場合、通路幅などは考えられていないこともあるようで・・・。
住宅メーカーにパイプ位置を聞いたところ「壁から45センチ」という答えが返ってきた。
両方のパイプとも壁から45センチの位置にあって1坪ということは、通路になる幅は15センチ程度。
まさに、形だけのWIC!
でも、工夫次第では、1坪でも使いやすいウィークインクローゼットはできると思う。
例えば
上着は掛け幅60センチ、スカート・スラックスの掛け幅は40センチあればよい。
なので、片側のハンガーパイプを壁から30センチ、もう一方を壁から20センチの位置につけると、通路幅60センチ以上取ることができる。
子供服なら、壁から20㎝の部分にかけることもできる。
あるいは
ハンガーパイプを一方の壁につけ、反対の壁はオープン棚をつけると、通路幅を70センチ以上とることもできる。
でも、畳んで棚に入れるのが面倒な人には不向きだけど。
理想的にはウィークインクローゼットの広さは?
欲を言えば、ウィークインクローゼットは内寸で190センチ×190センチあると、使い勝手が良いと思う。
ハンガーを両側の壁側につけて、60(壁から30㎝)×2=120センチ。
大人物でも、男性用でもどちらのパイプも利用できる。
通路幅が70センチとれる計算になる。
坪数で言えば、1.2から1.5坪程度になるかな。
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