仕事先の近くに「簡易郵便局」というのがある。
一見すると、普通の郵便局と同じように見えるのだが、簡易というからには、多分、普通の郵便局と違う部分もあるんだろう。
でも、どこが違うんだろ?取り扱っているものが違うとか?
簡易郵便局に勤めている人は郵便局員ではない
簡易郵便局に勤めている人は、郵便局(日本郵便株式会社)の職員ではなく、民間の人や法人。
民間の個人や法人が郵便局(日本郵便株式会社)から委託を受けて、郵便局の一部の業務を行っている。
ただし、業務に必要な知識については、日本郵便株式会社が研修を行っている。
簡易郵便局の取扱業務
簡易郵便局では「郵便業務」「貯金(銀行代理業)」「保険」などを行っている。
ただし、通常の郵便局より業務内容は限定されている。
では、簡易郵便局でやっている、「郵便業務」「貯金(銀行代理業)」「保険」の内容を見てみると。
郵便
郵便業務については、窓口として引き受け・販売はするが、郵便物の配達などはしない。
以下、簡易郵便局が扱う郵便業務の内容。
・切手、印紙、はがき等の販売
・郵便物の引き受け(配達はしない)
・ゆうパックの引き受け(配達はしない)
・郵便物の引き受け(配達はしない)
・ゆうパックの引き受け(配達はしない)
割引・国際郵便は扱わない簡易郵便局が多い。
貯金(銀行代理業)
貯蓄などについては、通常の窓口業務と大体同じようなもの。
ただし、振込については制約がある。
簡易郵便局でできる銀行代理業務は↓
・通常貯金や定額貯金のお預かりまたは払戻し
・口座振替の対応
・普通為替や定額小為替の発行(販売)
・口座振替の対応
・普通為替や定額小為替の発行(販売)
ATMのない簡易郵便局が多い。
他の金融機関への振り込みに対応していない。
保険
保険業務は、おなじみのかんぽ生命保険についての業務。
・かんぽ生命保険の加入者の募集、商品の紹介(場所によっては、紹介のみで募集をしていない簡易郵便局もある)
・保険料の受け入れ
・保険金の請求に関する手続き
・保険料の受け入れ
・保険金の請求に関する手続き
簡易郵便局の営業日・営業時間
営業時間も決められている。
・営業日:月曜日から金曜日(年末年始期(12/31~1/3)を除く)
・休業日 : 土曜日・日曜日・祝日
・営業時間: (郵便)9時から17時まで。(貯金・保険)9時から16時まで。
・休業日 : 土曜日・日曜日・祝日
・営業時間: (郵便)9時から17時まで。(貯金・保険)9時から16時まで。
簡易郵便局の開設条件
簡易郵便局は、民間の個人でも開設することができるが、条件が決められている。
個人で開設する分にはそれほど難しい条件ではない様子。
・年齢が契約締結時点で20歳以上、申込時点で65歳以下(兼業OK)
・簡易郵便局施設・設備を自ら用意できる
ただし、日本郵便株式会社で内装工事を行った上で、受託者に有料で貸すなどの制度あり。
貯金窓口端末機、ノートパソコンおよびプリンタ、防犯機器、郵便はかり、ユニフォームなど業務に使用する一部の機器・備品は日本郵便株式会社が用意する。
・3名以上業務に従事できる人員を確保できること(個人の場合は受託者を含めて3名)
・十分な社会的信用を有し、簡易郵便局委託業務を適正に行うために必要な能力を有する
・純資産が個人の場合は300万円以上と連帯保証人1者(法人に限る)が必要。
法人の場合は500万円以上
・破産者でない
・簡易郵便局施設・設備を自ら用意できる
ただし、日本郵便株式会社で内装工事を行った上で、受託者に有料で貸すなどの制度あり。
貯金窓口端末機、ノートパソコンおよびプリンタ、防犯機器、郵便はかり、ユニフォームなど業務に使用する一部の機器・備品は日本郵便株式会社が用意する。
・3名以上業務に従事できる人員を確保できること(個人の場合は受託者を含めて3名)
・十分な社会的信用を有し、簡易郵便局委託業務を適正に行うために必要な能力を有する
・純資産が個人の場合は300万円以上と連帯保証人1者(法人に限る)が必要。
法人の場合は500万円以上
・破産者でない
簡易郵便局の開設の報酬
簡易郵便局の開設の報酬は「固定額」に「業務量に応じた額」。
固定額
毎月293,337円+取扱規模に応じて「基本額調整手数料」(金額は14段階、約1万円/月から最大で約20万円/月)。

ちょこ
30万円近くお金が出るの?
ちょっといいかも…?
でも、3人以内と開設できないんだもんね。
業務の取扱量に応じた額
取扱件数に応じた支払いあり。
例)ゆうパックの引受け、定額貯金の預け入れなどの取扱件数に応じて報酬が払われる。
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