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実印・認印・銀行印・修正印の用途

印鑑

 日本の社会に不可欠なはんこ。

 はんこの種類もいろいろだ。

 用途によるもの、材質によるもの。

 今回はどんな印鑑がどんな用途に使われるかという話を少し。

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実印の用途

実印とは?

実印とは

  • 住民登録をしている市区町村の役所や役場に、戸籍上の姓名を彫刻した印鑑を登録申請し、受理された印鑑。
     すなわち「印鑑登録を済ませた印鑑」のこと。
     実印のような形をしていても、印鑑登録をしていないものは実印とはいえない。
  • 法律的な権利・義務の発生を伴う。

実印の用途

 実印は以下の用途で利用される。

  • 公正証書の作成
  • 金銭その他貸借証書
  • 契約書
  • 不動産取引き
  • 遺産相続
  • 法人の発起人となるとき
  • 自動車登録等

実印として利用できる印鑑

 実印として利用するためには「印鑑登録」を済ませる必要がある。

 印鑑登録できる印鑑、印鑑登録できない印鑑についてはこちらの過去記事を見てみてね

 いわゆる「三文判」でも印鑑登録できる条件がそろっていれば実印として利用できる。

 材質も「ゴム」以外なら実印として利用できる。

 シャチハタは材質がゴムなので実印としては利用できない。

 書体も普通の楷書体でもOK。

 男性の場合「姓名(フルネーム)」。

 女性の場合は「名前」のみで作ることが多いようだが、本来は姓名のほうが望ましい。

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銀行印の用途

銀行印とは?

 銀行印は金融機関での預貯金口座開設、金銭の出納に使用する印鑑。

銀行印の用途

  • 銀行や金融機関の口座開設
  • 定期預金・普通預金・振替預金・郵便預金等の解約など
  • 金融機関の各種手続き

銀行印として利用できる印鑑

 銀行印として利用できる印鑑はゴム印以外であれば特に規制は無い。

 通常は「姓」のみだが、「姓名(フルネーム)」の印鑑でも問題ない。

 書体も特に規制なし。

認印の用途

認印とは?

 認印は「印鑑登録をしていない印鑑」をいう。

認印の用途

  • 印鑑証明のいらない書類作成、一般事務(伝票関係・出勤簿・簡単な金銭受取)等
  • 宅急便の受け取りなど

認印として利用できる印鑑

 書類の重要度によってシャチハタでもOK。

 通常は「姓」のみだが「フルネーム」でもOK。

 ただし、押印したということは実印でなくとも「その書類などを承認した」ということになるので、法律上の責任は生じる。

 ご注意。

修正印の用途

修正印とは?

 契約書や申込書・申請書など重要性の高い文書の誤字・脱字を権限を持った人が訂正したことを証明するために押される印鑑。

修正印の用途

  • 書類の書き損じ・誤字などを訂正した場合、訂正した人物の印鑑を呈せ下証明として押す。
  • 契約書などの場合契約者同士が印鑑を押す場合もある。

訂正印として利用できる印鑑

 作成する書類の重要度によって訂正印の材質はさまざま。

 印鑑の大きさも特に制限が無い。

 また、ひとつの書類上複数の訂正印を押しても法律的には問題ない。

文書の欄外の押印にご注意

 文書の欄外に押印するとそのページ内のどこでも何回でも訂正が可能になる。

 いわゆる「捨印」というもの。

 「捨印」を押したということは「どこでも修正してOK」と承認したということになる。

 「捨印」を押印したページは修正箇所とは別の箇所まで修正されてしまう可能性があるのでご注意。

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