世の中にはいろいろな雇用形態があるらしい。
日雇い・パート・アルバイト、そして正社員。
正社員はともかくとして、日雇いとかパート・アルバイト・派遣の正式な区分って、意外と知らない・・・。
で、ちょっと調べてみた。
日雇い・パート・アルバイト・派遣労働者すべて非正規雇用
非正規雇用は、「正規雇用」以外の「パートタイマー」、「アルバイト」、「契約社員」(期間社員)、「契約職員」(臨時職員)、「派遣社員」(登録型派遣)と呼ばれる労働形態すべてを指す。
日雇いとは何か?
日雇いは雇用形態のうち、非正規雇用のひとつ。
同じ事業主に以前2ヶ月間にわたって各月18日以上雇用されたものは除く。
パートタイマー・アルバイトとは?
雇用形態のうちの、非正規雇用のひとつ。
パートとアルバイトの正式な区別は無く、会社によって名称を使い分けている。
うーん、意外。
アルバイトもパートも労働形態としては変わりないんだ。
契約社員とは?
製造現場に勤務する者は特に臨時工、期間工などとも呼ばれる。
高度な技術を有した専門職の人が1年以内の契約を結んだり、一度退職した職員が再雇用で嘱託社員として雇われる形態も含まれる。
固定給のみならず、営業職に多く見られる完全出来高制のような形態もある。
派遣社員
指揮命令権は派遣先にある。
請負社員
本来は個人事業主。
正社員・正規雇用はどのような労働形態?
では、正社員・正規雇用労働者とはどのような雇用形態の人たちなのだろう?
特定の企業(使用者)と雇用者との継続的な雇用関係において、雇用者が使用者の元で従業して永久的(定年制なし)または定年まで雇用期間を定めない雇用形態を指す。これと対比される概念は、期間の定めのある労働契約(有期労働契約)である。
日本では、期間の定めのないフルタイム労働契約を正規雇用(せいきこよう)と呼び、1990年代以降、派遣労働(登録型派遣)や短期雇用契約など正規雇用以外の雇用形態(非正規雇用)と区別するために用いられるようになった。
ということなので、「定年まで雇用期間の定めのないフルタイム労働契約を結んだ労働者」が正規雇用労働者(正社員)ということ。
日本の非正規雇用労働者の割合
日本の雇用者(2016年度労働力調査)では、全労働者の中の非正規雇用労働者の割合は、27%。
意外に少ないと感じる。
一方、期間の定めのない労働契約の労働者(正社員)は67%。
現実的にはもっと非正規雇用労働者の割合が多いような気がする。
2021年労働力調査
1 雇用者(正規,非正規の職員・従業員の動向など)
1 正規の職員・従業員は26万人の増加,非正規の職員・従業員は26万人の減少
2021年平均の正規の職員・従業員数は3555万人と,前年に比べ26万人の増加(7年連続の増加)
となった。一方,非正規の職員・従業員数は2064万人と26万人の減少(2年連続の減少)となった。
男女別にみると,男性は正規の職員・従業員数が2334万人と2万人の減少,非正規の職員・従業
員数が652万人と13万人の減少となった。女性は正規の職員・従業員数が1221万人と28万人の増加,
非正規の職員・従業員数が1413万人と12万人の減少となった。
出典「労働力調査結果」(総務省統計局)
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