年賀状の準備はできました?
何気なく出している年賀状、友人同士ならどんな文面でもそれほど問題ないかもしれないが、年長者や会社の上司などに出す年賀状には注意が要る。
「失礼な人」と思われない年賀状の書き方。
年賀状の三大要素にご注意
年賀状には必ず書くべき3大要素というものがある。
- 新年を祝う言葉(賀詞・祝いのことば・祝詞)。
- 添え書き
- 年号
この3つが年賀状の三大要素。
新年を祝う言葉(賀詞・祝いのことば・祝詞)の例
ねんがじょうを送る相手によってふさわしい言葉がある。
相手が目上の場合 の賀詞
- 4文字の賀詞→謹賀新年・謹賀新春・恭賀新年・恭賀新春・敬頌新禧
- 謹んで新春のご祝詞を申し上げます
- 謹んで初春のお慶びを申し上げます
相手が目下・友人の場合の賀詞
- 「寿」「福」など1文字の賀詞
- 「賀正」「迎春」など2文字の賀詞
相手を選ばず使える賀詞
- 4文字の賀詞→謹賀新年・謹賀新春・恭賀新年・恭賀新春・敬頌新禧
- 謹んで新春のご祝詞を申し上げます
- 謹んで初春のお慶びを申し上げます
- 明けましておめでとうございます
- 新年おめでとうございます
- 新春のお慶びを申し上げます
年賀状の添え書きの注意
年賀状の添え書きは、近況を伝えたり、挨拶・感謝の気持ちを伝えたりするもの。
この添え書きも注意が必要。
新年を祝う言葉を2回書いてはいけない
新年を祝う言葉を2度書いてはいけない。
例えば4文字の新年を祝う言葉と「あけましておめでとうございます」などをひとつの年賀はがきに同時に書いてはいけないということです。
去年でなくて昨年
年賀状は「お祝いをのべる」もの。
なので不吉な言葉をあらわす漢字を用いてはいけない。
やりがちなのは「去年はお世話になりました」なんての。
「去年」ではなく「昨年」を使ったほうがいいそうだ。
年賀状の年号
年賀状の年号の場合、やりがちな間違いが「平成○年1月元旦」。
1月元旦はNG
元旦はそもそも「1月1日」のことをあらわしているので、「1月元旦」は「1月1日1日」と書いているのと同じことになってしまう。
書くなら「平成○年1月1日」「平成○年元旦」とかく。
横書きと縦書き
年号を横書きするときは漢数字とアラビア数字がまぜこぜでも問題ないけど、縦書きの場合は基本的に漢数字で書く。
漢数字
れい(ゼロ)→零、 〇
いち(1)→一、壱、壹、弌
に(2)→二 、弐、 貳、 弍
さん(3)→ 三、 参、 參、弎
し(4)→ 四、 肆
ご(5)→ 五、 伍
ろく(6)→ 六、 陸
しち(7)→ 七、 漆、 柒、 質
はち(8)→ 八、 捌
きゅう(9)→ 九、 玖
じゅう(10)→ 十、 拾
にじゅう(12)→ 弐拾
さんじゅう(30)→ 参拾
ひゃく(100)→ 百、 佰、 陌
せん(1000)→ 千、 仟、 阡
まん(10000)→ 万、 萬
ちなみに、お祝いやお悔やみなどののしに金額を記載する場合、書き換えができないようにちょっと難しい字を使うのが慣例。
コメント