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EB債「他社株転換可能債」はハイリスク

悩む(疑問) 銀行と証券会社・金融商品

 EB債ってどんなものなんだろう?

 国債とかの利率はだいぶ低い。

 同じ債券でもEB債の利率は高い。

 債券というからには、割と安全な金融商品?

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EB債はハイリスク

悩む(疑問) EB債(イービー債:エクスチェンジャブル・ボンド)は別名「他社株転換可能債」とも言う。

 「他社株転換可能債」と聞くと、『満期時なったらほかの会社の株式と変えることができる社債』と思う。

 確かに、『満期になったらほかの会社の株式に変えることができる』のだが、選択肢は、EB債の購入者にはない。

 EB債の発行者のほうに選択権があるのだ。

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EB債の他社株式の転換基準

満期時に株式で償還されるケースの例

 EB債の所有期間中に「購入時の対象株式の満期時の価格」<「基準額」となった場合

 満期には「発行会社の株式」または「他社の株式」+「金利相当のお金」という風になる。

満期時に償還代金で支払われるケースの例

 EB債の所有期間中に「購入時の対象株式の満期時の価格」≧「基準額」とならなかった場合

 満期には「償還代金」+「金利相当のお金」という風になる。

その他

 購入時の発行条件によってはほかにも満期時に償還代金でなく株式で償還される場合がある。

EB債のリスク

 EB債は「対象株式の価格」が一定価格を下回ると、金銭(償還金)が支払われるのではなく、債券の発行者とは異なる別の会社の株式(他社株式)が交付さる。」このため、以下のようなリスクがある。

1、交付された株式の時価によっては、実質的な償還金額がEB債への投資元本を下回り(元本割れ)、損失が生じるおそれがある。

2、交付された株式の時価がさらに下がると、損失が拡大する。

 似たような金融商品に「転換社債」というのもあるが、「転換社債」は債券の発行後に株式に転換するか、もしくは株式に転換せず、利金や償還金を受け取るかを購入者が選択できる点が違っている。

EB債購入で得する人は?

 EB債を購入して最終的に得ができる人というのは、株の未来の値動きを予想できる人。

 購入する発行会社の株の値動きが読める人以外購入しても損をしそうだ。

 EB債を買うくらいなら、株を買ったほうが良いかも。

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